成蹊大学情報図書館新設

大学職員.net管理人さん
http://blog.university-staff.net/archives/2006/0920/0009httpwww_2.html

同大学のホームページに掲載されている写真などをみたのですが、なかなか未来的な建物です。

より

http://www.seikei.ac.jp/university/library/index.html
うーん、貧乏短大の私なんかは、こういう建物をみると、「もったいねー」と思ってしまう。
あの高級そうに丸みを帯びた美しいデザインを四角くしちゃえば、良い司書が増やせるのに、あるいは、あのオープンなスペースを快適に保つ冷暖房費で良い司書を増やせばいいのになんて。

「創立100周年記念事業として、すばらしい司書を増員しました。」なんて、とてもユニークでかっこいいと思うのですが、そうはいかないのでしょうね。

図書館に配属されて1年間すごしたことがあります。
1年間では、何もわからぬまま手伝うことしか出来ませんでしたが、まだ20代の若い主任司書は、幼児教育課程をもつウチの特性に合わせて絵本のコーナーを設置したり、試験前の学生さんには、参考になる図書を自分で見つけることが出来るようにさりげなく誘導して上げたり(それには、当然、自分の大学でどういう教育がされているか、おおよそ把握していなくてはいけません)、教育の一端を担ってるんだと自覚もし行動もする人でした。司書の仕事なんて決まりどおりに本を分類してきちんと並べておくぐらいの、まあいわば「本の整頓係」ぐらいに思っていた私は、大いに恥じ入ったのでした。

現在、大学でも町の図書館でも「本の整頓」は安く安くアウトソーシングと言う世の流れは強まっているように思います。
それで失われるものはなかなか目に見えないし、「良い司書がいること」が大学の売りにはなりにくいでしょうから、厳しい経営が続く中で改めるのは難しそうに見えます。とても残念です。
皆さんの大学では司書がプロとして尊敬されていますか?


まあ、これも貧乏短大のひがみで、成蹊大学はお金もってそうですから「司書には建物以上にお金使ってます」なんてこともあるのかも知れませんが。